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令和5年度モニター合宿

株式会社 倉田プロモーション 様

今回モニター合宿を利用していただいたのは、往年のアクションスター倉田保昭氏が代表を務める「株式会社倉田プロモーション」の皆様。

​えびの市で初となる「アクション」の強化合宿が4日間に渡って行われ、滅多に見ることのできない練習の様子を取材させていただきました。インタビューと共にご紹介します。

interview

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※御名前の一部に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。(令和5年8月24日)

倉田氏

株式会社 倉田プロモーション

代表  倉田 保昭 さん

    YASUAKI KURATA

―えびの市にお見えになるのは2度目だと伺いましたが、どのような印象をお持ちですか。

 4年前に訪れました。私は温泉が好きで、その時は雨が続いたので温泉に1日3回肌がふやけるほど入りました(笑)それもあって雨のイメージが強かったですね。コロナもあって、今は沖縄に5年くらい行っていましたが、末継君(えびのフィットネスクラブ)からぜひえびの市で合宿をと前から言ってもらっていて今回やっと実現しました。

 

―温泉にたくさん入っていただいたようでありがとうございます。やはりスポーツ(合宿)にとって温泉は強みになりますか。

 そうですね。やっぱり普通のお風呂と違って、入った後の温度の抜け方が違いますね。お風呂やシャワーだとスッと冷えていきますから大分違う感じがします。

 

―「食」の面でのえびの市はいかがでしたか。

 普段家ではご飯は夜だけで、お替わりをするなんてこともないんですが、十兵衛で(滞在先の旅館)朝と昼兼用で2杯くらい食べました。おにぎりにしてもおいしいですね。毎日2杯食べました(笑)

―お若いころからお変わりなく体系をキープなさっているそうですね。

 どんなに時間がなくても最低2時間は自分のためにストレッチや筋トレ、ウォーキングをするようにしています。それが健康の秘訣でしょうか。病院のベッドに1泊したことがありません。

 

―今回えびの市で初めてアクションの強化合宿を実施していただいたわけですが、「アクション」の魅力についてお聞かせください。

 ”アクション”は映像にして編集した後でなければ、あまり人にお見せするものじゃないんです。というのも、“嘘”ではないんですが実際に当てているわけではなく、そこに芝居を入れて「痛い」ように表現をするものなので、あまりこういった現場を見てしまうと映画そのものの感動が薄まる感じはありますが、でもうちのアクションというのは多少音がする程度には当てていて、実際にこういった動きをするのは日本ではうちくらいだと思います。

あとはワイヤーを使って回転したり、打たれて飛んでみたり、普通の格闘技よりアクロバティックで奇想天外な、見ている人をアッとさせるような動きが多いですね。

 

―倉田プロモーションさんではチャイルドアクションクラスがあるとお聞きしておりますが、子どもたちを指導されるうえでどのようなことを大事にされていますか。

 技術的なものより、目を見てあいさつをする、ちゃんと聞くことができ、それに対して受け答えができる、そんな子どもたちの養成所のようなものです。今回は幼稚園の頃からろからやっていた子も参加していて、大人に混じって高校生もいます。やはり最初のうちは泣いてしまう子もいますが、次第に人に対して気遣いのできる子になってくる。技術だけを習いにくる子もいるかもしれませんが内面の成長はとても大事です。そうでないと僕らのやっていることは暴力と紙一重ですから。

 

―アクション俳優を目指す子どもたちに向けてメッセージをお願いします。

 いま全国的に子どもたちの数が少なくなって、日本が衰退していく原因のように思われていますけど、少なくとも量より質、一人一人の「質」が大事になってくるんじゃないかなと思っています。この50年、数万人という若者を見てきましたが、教育や家庭環境で固まった性格や考え方というのは簡単に変えることは難しいことだと思います。だけど、せっかく(この世界に)入って何年か過ごすのであれば、人間的に成長して、多少アクション俳優として挫折したとしても、彼(かつてのお弟子さん)のように地元でジムを経営する等、自分で新しい道を切り開いていく、そういう人間であってほしいなというのはいつも考えています。厳しいですが誰でもなれる世界ではないですから。

 

―改めて、今回はえびの市で合宿をしていただきたりがとうございました。

 こちらこそ。出発前日の夜まで飛行機が飛ぶかどうか不安でしたが、到着してみれば天気にも恵まれて最高でした。練習後に地元の子がホタルを見に連れて行ってくれたんですがそれも良かったですね。

【プロフィール】

​ 1946年3月20日生まれ。アクション俳優、武道家。倉田プロモーション代表取締役。1971年に香港映画「悪客」で香港映画デビューし、アジアを代表するアクションスターとなる。これまでの香港映画出演作は100本を超え、「七福星」ではジャッキー・チェン、「フィスト・オブ・レジェンド」ではジェット・リーと共演。日本での主な代表作は「闘え!ドラゴン」「Gメン75」等多数。

現在はスタントマンやアクション系俳優の育成にも力を注いでいる。

中村氏

中村 浩二 さん

KOJI NAKAMURA

―今回初めてえびの市にお越しいただきましたが、どんな印象を持たれましたか。

 天気もよく、山々に囲まれた素晴らしい街だなと思いました。今回韓国岳に行きましたが、花々もきれいで珍しい火口も見られてとても楽しく登山ができました。自然の中でよい環境と景色がみられて良かったです。

 

―「食」の面ではいかがでしたか。

 今回は事務所の合宿がメインだったので、食べに行く機会があまりなかったのですが、お昼に「きょうみん」でとんこつラーメンをいただきました。あとは合宿会場の駐車場でバーベキューをして、えびの市のお米と豚肉、炭火で焼いた鶏肉をいただきました。えびのの地下水もおいしかったです。

―温泉は利用されましたか。

 残念ながら機会がなくて温泉には入れず、硫黄の匂いだけ嗅いで帰ってきました(笑)

 

―またえびの市に帰ってきていただいた際はぜひ温泉も堪能していただきたいです。

 機会がありましたらぜひお伺いしたいですね。

―合宿がメインでしたが、自然や食に触れてリフレッシュしていただけましたか。

 もちろんです。「えびのフィットネスクラブ」という素晴らしい立地のスタジオでやらせていただいて、存分に汗もかきました。 

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【プロフィール】

 1967年9月22日生まれ。倉田プロモーション所属の俳優、スタントマン。

 平成のウルトラマン三部作と呼ばれる「ティガ」「ダイナ」「ガイア」では主役のスーツアクターを務めたことでも知られる。

 主な出演作として、映画「黄龍」「アウトレイジビヨンド」「劇場版仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」「レッド・ティアーズ」TV「NHK精霊の守り人 悲しき破壊神」「AMAZON ORIGINAL Game Of Spy」等多数。

藤本氏

藤本 裕貴 さん

YUKI FUJIMOTO

―ご出身はえびの市だそうですね。

加久藤小・中学校出身です。えびの市には高校生まで住んでいて、20歳までは都城の方で2年間アクション俳優になるための資金を貯めた後、大阪のアクションクラブのオーディションを受けて合格しました。

 

―久しぶりに帰省されていかがですか。

コロナで3年半ほど帰省できなかったんですが、やっぱりいいですね。何もないと

ころがかえって落ち着きます。田んぼも、カエルの声も久々に聞きましたし、星もきれいですし、大阪にいたら星なんて見れないですからね。久々に蛍も見に行けました。実家で早速鳥刺しを食べて焼酎を飲んでリフレッシュもできました。

 

―もともとアクションがお好きだったんですか。

そうですね。実家が空手道場で父が先生をしていたのもあり、ジャッキー・チェンやブルース・リーのアクション映画を見て自分も将来そういう仕事につけたらなと思っていました。

 

―今回えびの市で初めてアクションの強化合宿をしていただいたわけですが、「合宿地としてのえびの市」はいかがですか。

都会と違って余計なものがないので合宿に集中できる環境だと思います。空気もいいですし、みんな都会の子なのでリフレッシュしながらいい汗かいて、いい温泉に入って有意義な合宿になったと思います。

 

―今後の目標やビジョンを教えてください。

全体としてはメンバーのアクションの底上げといいますが、いろんな現場に行っても通用するようなメンバーの育成と、自分自身も成長していろんな作品に出演したり、アクション監督や殺陣師なども目指していきたいなと思っていますので自分の練習も頑張っていきたいと思います。

 

―アクション俳優は子どもたちにとっても、憧れの職業だと思います。ぜひ子どもたちにメッセージをお願いします。

夢を持つことはいいことなので、自分のなりたい職業に向かって今やるべき学校の宿題や遊びだとか部活や習い事など、まずは自分の身近なことを一生懸命やること。あとは「一つのことを一生懸命やること」「好きなことを一生懸命すること」が大切だと思います。

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プロフィール

1986年10月29日生まれ。

宮崎県出身。倉田プロモーション所属の俳優、スタントマン。

 

出演歴

映画「HIGH&LOWthe MOVIE

  「関ケ原」「引っ越し大名」

TV「NHK おちょやん」

        「NHK正月時代劇 幕末相棒伝」

   その他CMや舞台等多数活躍中。

岐部氏

―えびの市にお越しいただくのは初めてですか。

 初めてです。フェリーに乗るのも初めてでドキドキしました。

 

―えびの市の印象を教えてください。

 車から見た景色も緑がいっぱいで、自分も自然が好きなのですが虫が苦手な部分もあって登山の時は虫と戦ってました(笑)

登山自体も初めてで、道具も何もないのに登れるかなという不安はありましたけど、途中ですれ違う方に挨拶をしたら元気に返してくれて。気軽に「どこから来たの?」と声をかけてくださったり、とても励まされました。逆に下山の時には登りの方を励ましたりおしゃべりしたり楽しく登れました。とてもいい経験でした

 

―「食」の面ではいかがでしたか。

 バーベキューの時に鹿児島の方でとれたお刺身を差し入れしてくださった方がいらっしゃいました。宮崎県(えびの市)は鹿児島と熊本の県境にあるのでそういったおいしいものが集まってくるところだと知りました。

 

―アクション俳優を志すきっかけは。

 はじめは女優さん本人がアクションシーンを演じているものだと思っていたので、裏にスタントマンやアクション俳優がいるということを知りませんでした。

自分はもともと陸上競技をしていたんですが、高校卒業後はトレーナーの道を志すつもりで学校も決めていました。そんな時、知り合いのお父さんに将来について相談したところ、スタントやアクションをしている人たちがいるということ

を教えてもらったことがきっかけでこの道を進むことを決めました。その方がいなかったらアクションの道を志すこともなかったかもしれないし、今の東京や大阪の仲間とも出会うことができなかったと思います。そのお父さんには今でもすご

く感謝しています。「人との出会い」が人生にとってとてもいい経験になるということを改めて感じました。

 

―最後に、夢を目指す子どもたちにメッセージをお願いします。

 「今やりたいこと」、やりたいことがなくても「自分が楽しいと思うこと」をやるのが一番いいのではないかなと思います。自分がそうだったように、人に相談してみることで将来の選択肢も増えると思いますし、もし自分の中で考えが決まっていたとしても、人に話を聞いてもらうことでまた新たな発見があるかもしれません。

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岐部 あゆか さん

AYUKA KIBE

ロフィール

 2000年5月5日生まれ。

 倉田プロモーション所属の俳優。

 陸上100mハードル全国大会出場。

出演歴

 舞台「紅兜」他

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